逸脱せよ!


by amnesiac7
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2004年 10月 13日 ( 1 )

銀の海 金の大地

ようやく読み終わりました、氷室冴子さんの『銀の海 金の大地』。
とりあえず11冊を費やした「真秀(まほ)の章」も完結!
いよいよ本編となる「佐保彦の章」に突入!・・・て、ここで氷室さんの未完の大作『銀の海 金の大地』は、執筆が止まっています(そう、10年近く ^^;

しかし、11巻を読み終えて(番外編は未読でこれから)気づいたことは、
作者の中での作品に対するエネルギーが、序章である「真秀の章」で、ひとつの完結をしているように思えるということです。
そのくらい凄まじくエネルギーのほとばしる大河ドラマだった・・・(11冊をかけて描かれた世界は、わずか半年にも満たないのだがw)!
あまりにもスゴすぎて、続編を書くのに、10年もの月日が空いているということも頷けるくらいだ。

_いまさら、続編を書く必要はあるのだろうか?
これだけのドラマを魅せられて、さらに続きを求めるのもどうだろう?
もちろん続きが読めるなら、よろこんで購入するし、応援もする!
しかし、この「未完」と呼ばれる大作、「真秀の章」だけでも充分に完結しているし、読み応え満点である。「未完」というだけで避けている氷室ファンのみなさん!必読です!損はなしどころか、オツリ来るよ、マジで!w

※こんな話を書いた後なら、氷室さんの断筆状態もうなずけなくはない。
「なんて素敵にジャパネスク」や「冬のディーン 夏のナタリー」が、この連載中に同時に続編がストップしているけど、しょうがないよ。そんくらい、この作品のエネルギーはスゴイ!
こんなん書いたあとに、すぐに「ゆるい(失礼w どっちも素晴らしいけど)」のは書けませんよ、ふつう・・・。
文豪と呼ばれるひとたちには、10年の断筆くらい当たり前ののひとも多い。
氷室さんも充分に待たれるだけの資質を魅せつけたのだから、ファンはせかさずに悠久の時の中で待ち続ければ良いのさw 焦がれながら・・・それもまた幸せな夢だw

作品評価:★★★★★(傑作)
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by amnesiac7 | 2004-10-13 18:39 | 氷室冴子