逸脱せよ!


by amnesiac7
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駒苫事件要旨

ネットでも指導か暴力かなどで意見が分かれ、正確な情報自体も錯綜しているようなので
ここでカンタンに事件をまとめてみる

・野球部長による部員への暴力があったのは、6月2日の練習後と、甲子園入りしてからの8月7日
・6月2日は練習での態度を理由に暴行、8月7日は食事ノルマの茶碗3杯をごまかしたため
・6月2日、野球部長は平手で3・4発殴ったといい、部員の父親は30~40発、部員は20発以上殴られたと主張 8月7日はふたたび同部員の頭をスリッパではたく
・高野連への報告の遅れについて、学校側は「被害者の父兄にすぐに対応しますと言ったら、対応は大会後でいいと言われ、それに甘えてしまった」といい、
部員の父親は「公表しなかったのは学校側から再三にわたり、事を荒立てずに試合が終わるまで公表は控えてもらえないかと要請があったためだ」と主張
・父親が反論「学校から謝罪も説明もない」

指導だったのか、体罰だったのか なぜかネットではこの点が重要だと議論されているようだ
ボクは精神論者じゃないので、できるだけ起こった事象のみを追いかけたい
最初の暴行は、この部員の練習中のエラー後の態度によって引き起こされた
部員は、自分のエラーに苦笑いしただけだと言っているが、この野球部長にはヘラヘラと笑っているように映り、暴行を加える
野球部長は3・4発だけといい、部員(の父親)は正確に数は数えていないものの、バッドヘッドで胸を3・4回こづかれ、顔やみぞおち、足を殴る蹴るされたという(この際、野球部長は手の甲を骨折したとの話もあるとか)
暴行そのものに関しては、双方意見が食い違っているので、今回は考慮外にするとしても(どうにも3・4発ではきかないのは明白だが)、エラーしたときの表情を理由にした暴行とはいったいどういったものなのだろうか
見る者のレンズによって、世界とは大きく差があるもの(ひとは見たい世界を見るからだ)
その個人差のある世界において、あいまいなものを独断で判じて、そのうえで指導(暴行)まで加えるにいたるには、よっぽどの人生経験と自分への責任がつきまとうものだ
今回のように、笑って「いるように見えた」というだけで、暴行を加えるというのは、野球部長の年齢(27)から考えても、どうにも浅はかだったように思われる
もちろん、ボクは暴力的指導そのものを認めないので、すべての暴力に反対なのだが、今回の事件に「愛のムチ」を主張するひともいるようなので、いちおうの補足見解

で、2度目の暴行は、スリッパでの頭はたき
これは行為自体はあまり大きものではないものの、被行為者がふたたび同部員であったことが、
問題だと思われる
スタミナをつけるための茶碗3杯「説」を実践させるために、それについていけない者に手をだして指導する
これ自体だけでも充分におかしな神経だとボクは感じるのだが、その対象がまたこの部員だったということは、色メガネの存在を無視するのはむずかしいように思われる
常に「アイツはなにかするにちがいない」という先入観で観察し、その現場をおさえたことでテンションが上がり指導
甲子園の激戦のなか、気持ちの高ぶりを解消するには体のいいオモチャを見つけた感覚だったのではないかとボクなどは勘ぐってしまう、がこれもやはり不明領域なので今回は・・・
この問題点は、「茶碗3杯説」と部員の置かれていた境遇だ
茶碗3杯は、ほとんど精神論に近いスタミナ増強法であり、しかもこの部員は3年生だがベンチにも入れないような選手だったということ
3年生なのにベンチに入れていない時点で、本人は口にしなくてもかなりヘコんでいる状態だっただろう(そりゃ3年間も野球に取り組んだんだから、悔しくないといえばウソになる)
そんな状態で、しかも夏に無理やり3杯もメシを食えというのは、目標を失っている人間にあまりにも酷というものではなかろうか?
それでもがんばって(ごまかそうとしている時点で、この少年の罪悪感は感じ取れる)2杯は食べていたというのだから、それでもスリッパで頭をはたくという無駄な行為に及んだ野球部長の人間性は、ボクとしては落第点をつけざるをえない

愛のムチ 響きのよいことばだが、肝心の愛をこめれている指導者なんて、ほんとにひと握りだということ
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by AMNESIac7 | 2005-08-24 11:03 | その他のスポーツ