逸脱せよ!


by amnesiac7
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一律採取

・容疑者DNAデータベース、9月開始へ 取扱規則策定(朝日)
・容疑者DNA型情報データベース、来月から運用・警察庁(日経)
・容疑者DNAの登録開始 9月から、犯罪捜査に限定(産経)
・DNA型取扱規則の要旨(大分合同)

昨年9月、このブログ「断想」でもとりあげたDNAデータベース化問題なのだが、
いつの間にというか、いつもどおりの日本式なし崩しで9月1日から施行されることが決まったそうだ
そして今回の予告編では、「一律採取」という野心すら公言する警視庁
さぁ、悪夢的統制社会への階梯をまた一段、ボクらは登ることとなりそうだ・・・

☆すでに2100人分のサンプル保管(6月末)と888人のデータベース化が完了(7月末)
9月からの本格施行に先駆けて、データベース化作業はすでに昨年12月からはじまっている
情報に関しては、各紙まちまちのようだが、どうやら遺留DNAのみならず、捜査時に容疑者から
採取したものもストックされている模様だ
(遺留DNAの888人は既登録、採取2100人分は本格施行日待ちといったところか)

☆警視庁関係者発言各種
「捜査効率化に加え、性犯罪者への再犯抑止にも(期待している)」
一律採取には法整備が必要で、国会などでの十分な議論が必要」
「的確な運用でデータベースが有益だという実績を示し、一律採取に向けた理解を得たい」

☆既にデータベース化の進む各国の状況
データベース化最先進国は、英国(95年から開始)の模様 
総人口6000万人弱(01年時)に対して、実に250~280万人分のDNA資料が管理下にある
これは総人口のおよそ4~5%分にあたり、「英国人の20人に1人は常に容疑者」扱いということになる
(英国ではいわゆる「一律採取」が認められており、たとえ微罪であろうが採取されてしまうので、このありさまというわけ もちろん「容疑者」の段階で採取されるので、「冤罪者」も数多いだろう)
次いで管理数の多いのがアメリカ(98年から)
230~240万人分を採取・保管し、FBIとFBI捜査研究所の管理下にある 
(なにを研究しているのか、わかったものじゃない)
そしてドイツ(98年)の30~40万人分、フランス(00年)の約2万人分という状況

☆各国データベース化基準
英国_「拘禁刑で処罰可能なすべての犯罪により逮捕、留置された者」すべてが対象
微罪を含め、広範にわたり「一律採取」
米国_州により異なるも、有罪確定者からの採取が主流
ドイツ_裁判所が「重大犯罪」と認めた者(令状が必要)
フランス_性的犯罪、暴力、脅迫などの「再犯性の高い罪種」に限定
日本の漆間警視庁長官は、「一律採取には、英国流が望ましい」という見解

☆G8におけるDNAデータベースの共有
すでに03年8月にG8(カナダ、日本、フランス、ロシア、ドイツ、イギリス、イタリア、アメリカ)司法・内務閣僚会議において、G8間でのデータベース共有体制の組織化は合意されている
よって現在の誤認率である「1億8000万人分の1」の精度を高めるために、管理対象となるDNAの部位は、さらに増加するものと見られている

☆日本国内でテロが起こるであろう現実味
DNA採取一律化に向けて、もっとも有効な方法とはなんだろうか?
それはもちろん「国家的な大きな事件」の発生、すなわちテロなどの発生だろう
いわゆる「国家的緊急事態」において、「個人の人権」は二の次とでき、大量採取も可能となるからだ
こんなことを書くと「ハイハイ、ワロス、ワロス またお得意の陰謀説ですか」
などというひともいるだろうが、「陰謀というものの性質」がそうなのだから仕方のないことである
現代人は「陰謀」というとき、なぜかそこに「ネタ」的空気を感じるひとが多いようだが、
それはいわゆる「ネタ流し」という、これまたテレビ的陰謀(w)である作為的迷彩効果を
常にボクらがほどこされてきたためではないだろうか
陰謀論者は、どの時代においてもバカにされるようにできているようだが、なぜ「過剰なまでに」
バカにされるのかもすこしは考えておくべきだろう
テロ発生という悪夢の確率は、この正規データベース化施行によって大きく跳ね上がったとボク個人としては見ている それがいったい何者によるテロなのかも興味深いところだ
(為政者による陰謀なんてものは、いつの時代、どの地域を見ても枚挙に厭わないのだが、
それでも「自分のいま住んでいる国だけはちがう」と考える、ご気楽ゴン太くんのほうが
ボクとしてはよっぽど考えられないね)

☆日本総データベース化の可能性
とりあえず、なんだかんだいったところで「研究目的」の名の下に、警視庁がなんといおうが、
採取DNAの「不当分析」はなし崩し的に進むだろう
厳重管理なんてものは、非核三原則と同様にカンタンに形骸化するとみて、まずまちがいはないだろう
個人DNAの分析・データベース化による悪夢については、すでにリンクを撃っている9月20日付の記事で書いているのでここでは割愛するが、総データベース化についての可能性はすこし考えてみよう
長官はすでにDNA採取の一律化への野心を口にしている
一律採取の段階まで到達すれば、おそらくいままでは「いちいち交番まで連れてくるな」と
言われていた万引き学生なんかもみんな採取されるようになるだろう
ひょっとしたら、飲酒後の立ちションベンなんかでも連行・採取が適用されるようになるかもしれない
「一律化」とは、「微罪で採取可能」ということなのだから
(もちろん、この場合、微罪の追求が目的ではなく、「データベース化」そのものが目的なのだから、これらの軽犯罪もすべて「取り締まり」の対象となる可能性は高いとみて、まずまちがいはあるまい)
そして最も恐ろしいのは、「単なる容疑者」としての採取・データベース化である
近所でなにか事件が起こっただけで、みんなが容疑者としてカンタンに採取され、いつのまにか
コンプリート、なんてこともありえないとは言い切れまい
ほかにも微罪で採取可能になれば、「駐車違反」や飲酒時における「器物損壊」、最もカンタンな方法なら、警察官によるいやがらせ職務質問からの「公務執行妨害」誘発なんてのでも充分だろう
日本総データベース化にはとどかなくても、準データベース化くらいはその気になれば可能ということ

これは単なるボクの妄想といえるだろうか?
現実とは、常にボクらの想像を超え、悪夢的に邁進していくものである
ボクとしては、こういうことをほぼ秘密裏に容認・推進してきた与党を認める気にはさらさらなれない
今度の選挙、みんなにもこういったことも裏では行われているということを、すこしは留意しての投票をお願いしたいものである(*- -)(*_ _)ペコリ
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by AMNESIac7 | 2005-08-19 21:51 | ケイオス-フィリア