逸脱せよ!


by amnesiac7
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ベルリンの至宝展

b0006096_20123422.jpg先日、いっしょにゴッホ展に行った、当断想おなじみの某画伯からの誘いがあり、きょうは神戸まで『ベリルンの至宝展』を見に行ってきました
ゴッホ展のような混雑を予想し、夏休みに入る前の平日であるきょう、朝早くを選んで襲撃 意図どおり、ゆっくりと鑑賞がができました

ざっと見た内容では、エジプト、ギリシア・ローマから始まって、ヨーロッパの古典あたりを彷徨い、ドイツ近代美術なんかもあって、点数的にはかなりの数の品が来日していた
まず、エジプトモノの点数の多さに驚く
頭部が動物で身体が人間という神様を題材とした作品群


b0006096_20124352.jpgそこに無数に説明書きのように書き込まれるヒエログリフ
そして死者のために作られたユニークな木棺(ひつぎ)
吉村作治氏ならテンション上がりまくりで、いろんなこと教えてくれるだろうなぁ」と思いながら、ギリシア・ローマへ~んでもってヨーロッパ古典
はっきりいって、このへんはボクには全くおもしろいものではなかった
というのもボクは、キリスト教をモチーフにした藝術には、全くといっていいほど感心がないからだ だってああいうのに出てくる登場人物って、どれもみんななんか生きていない、虚ろな表情のヤツが多いから
なので、このあとつづくビザンチンやヨーロッパ中世・古典なんかもほとんど見る気が起こらず、興味を引いたのは、イスラム関係のほんのちょっとの工芸品あたりだけだったかもしれない
唯一、キリスト教関係でおもしろかったのは、イエスがこども天使4人に布で運ばれて、棺に入ろうとしている彫像だった
みんな、周りのひとも嘆き悲しんでいるんだけど、イエスを運んでいる4人のこども天使うち、ふたりの顔を歪めた表情が、どう見てもかなしんでいるというよりかは、重くてしんどい、といった雰囲気だっただめだ 完全にネタとしての不謹慎なおもしろみだった
終盤のドイツ近代のあたりでは、あるかもしれないな、と期待していたダーヴィド・フリードリヒの作品は1点だけで、代わりにフリードリヒ・シンケルの作品がかなりの点数を占めていた
フリードリヒの絵は、見たかった絵とはちがい、なんか窓の外の風景も違和感 シンケルもドイツらしいといえば、ドイツらしいけど、あまり興味を引くようなものではなく、堅苦しさを感じるだけだったかもしれない
有名どころでは、ボッティチェリの「恥じらう慎みのヴィーナス(日本初公開)」、マネの「温室にて(こちらも初)」などがあったけど、ボッティチェリは「この絵の背景は黒だったのか」というくらい驚きしかなく、なんならそのバランスのわるいモデルの身体付きに不快さすら覚えた
ボクの興味を引いた作品をあげるなら、アーノルト・ベックリンの「死神のいる自画像(写真・上)」と、クルト・シュテーフィングのニーチェがなんか気持ちのよさそうなところで日向ぼっこしている絵あたりだろうか 全体的に堅苦しいカンジのコレクションが多かったけど、これもナチス・ドイツ時代に前衛・革新的な作品が数々葬られてしまったのも影響しているんだろうなぁ、と勝手に納得しつつ、今回のベルリンの至宝展を見終わった 下の写真は、ヒエログリフのしおりをスキャンしたもの これ買いました

【今回購入したおみやげ】
至宝展のクリアファイル、「温室にて(マネ)」の一筆箋(定番)、ヒエログリフのしおり
んでもって常設の売店で_
「ゲルニカ(パブリート)」のクリアファイル、「ライオンマップ(カエリウス)」のポストカード1枚
「ライオンマップ」は、所蔵品らしいのだが、今回は常設にも展示なしとのこと どういうことだよ!w

(´・ー・`) 全体的には、あまりおもしろくなかったけど、美術館展となるとこんなものかもしれないね
今度からは、やっぱダレかひとりの画家やひとつのムーヴメントがフィーチャーされたやつを見にいくとしませう 美術館展なら、断然ベルギーのやつが見てみたいです ボクの最近気に入った絵は、かなりベルギーの画家の手によるものが多かったので注目中です

< こんなフリーソフト発見 >
・戸閉めヒエログリフ まだ落としてないけど、かなりおもしろそうだ
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by AMNESIac7 | 2005-07-20 21:02 | 或る画家、この一枚