逸脱せよ!


by amnesiac7
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ベーシック・インカム考

ベーシック・インカムの最大の懸案は、ひとつ前の記事でも書いたが、いかに企業や資産家などの「富裕層(高額納税者)の海外流出」を防ぐかにある。
資本主義ヒエラルキーの根幹である「家畜からの搾取」は、彼らが家畜(雇用者、低所得消費者)であることに由来し、搾取されても「逃亡」できるだけの力がないことによって成り立っている。
しかし、それらを平準化しようとする場合は、奪われる側(富裕層)に抵抗(逃亡)するだけの力があるということが最大のネックとなるのである。

現在出されているベーシック・インカム案は、「月額8万円」の無条件支給であるが、これはあくまでも通らない数字である。
ゆえに「4万円」などの減額案などがネットなどでは語られているが、これもおそらくむずかしいだろう。
そこでボクが考える方法が「段階的増額法」である。
毎年1万円(ないしは5千円)ずつ増額していき、8年(16年)で満額の8万円を目指すという方法だ。
離れた点と点(ゼロ支給から8万円)を一気につなぐよりも、細かくポイントをとっていくことによって「現実的最大値」を探るという方法である。
1万円支給することによって、どの産業に経済効果が生まれるのか、2万円ならどうだ、のように観測点を増やすことによって修正しながら8万円を目指すのなら、8万円はムリでもギリギリのところを見極めることは可能なのではないか、ということである。
この方法を採れば、実際に経済効果があった場合、支給によって「儲けた産業」がこの政策を後押しするようになるであろうし、増額によって消費ポイントがズレていっても、彼らは一瞬見た夢を追いかけて、なかなか逃げ出したりはしないだろう(巻き込みが肝心)。
5千円ずつという小額増額法ならば、2万5千円スタートの11年で満額が理想的数値かな?

「無条件支給」というこの「部分的社会主義」ともいえそうな案が、いくつかの可能性を秘めていることはたしかだ(資本至上主義社会は失敗に終わったわけだしね)。
これにより、ふたたびマイホームの購入を目指す層も出てくるだろうし、自営業の運転資金(家賃補助など)に充てることもできる。
元手ゼロでの底辺からの脱出はむずかしくても、8万円あれば、なんらかのアクションを起こせる可能性も出てくる(友人たちと集まって共同事業を始めるのも良い)。
たしかにこれは「検討」すべき案であるようにボクは考える。うん、実におもしろい。
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by AMNESIac7 | 2010-03-26 22:28 | ニュース