神の名は
2008年 12月 20日
Mは15歳で夭折した。
「彼は神々に愛されすぎたから早く逝ってしまったのだろう」
「・・・で、彼はどの神に愛されていたんだ?」
「そうだな、彼の端整な容姿、身に宿る優美から鑑みれば 」
「彼が信奉していた神の名をキミは知らないのか」
「え、何だ?キミは知っているのかね、彼の神の名を」
「×××××××」
「何だって!? 邪教の神ではないか!! 彼は異端者だったというのか?!!」
この男の内に神は宿らず。
関連パンセ
・宗教は、どれれも神に変える踏み石にすぎない(パウニー)
・異教徒の徳は、輝かしい罪悪である(アウグスティヌス『神の国』)
「彼は神々に愛されすぎたから早く逝ってしまったのだろう」
「・・・で、彼はどの神に愛されていたんだ?」
「そうだな、彼の端整な容姿、身に宿る優美から鑑みれば
「彼が信奉していた神の名をキミは知らないのか」
「え、何だ?キミは知っているのかね、彼の神の名を」
「×××××××」
「何だって!? 邪教の神ではないか!! 彼は異端者だったというのか?!!」
この男の内に神は宿らず。
関連パンセ
・宗教は、どれれも神に変える踏み石にすぎない(パウニー)
・異教徒の徳は、輝かしい罪悪である(アウグスティヌス『神の国』)
by AMNESIac7
| 2008-12-20 21:14
| 断片小説