逸脱せよ!


by amnesiac7
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2009年 10月 20日 ( 2 )

地図

「タコ焼きの匂いがする角を左にまがり、ひまわりの香りがする筋を道なりに50mほど、
点字タイルのある交差点にたどり着くから、そこを右に       
ボイスレコーダーを手にし、薄目で、何やらぶつくさ。
「やぁ、M下くん。いったい何をやってるんだい?」
「いやぁ、M沢さん。今度、M本のヤツがウチに遊びにくることになりまして」
M本といえば、先天的に盲いた、われわれ共通の知人である。
「で、キミは家までの道順を録音していると?」
「左様でございます」
「その日は、駅まで迎えにはいけないの?」
「あっ・・・・!」

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音で描かれた地図 (聴覚障害者への秘匿。読唇術でも通用しない)

匂いで描かれた地図

肌触りで描かれた地図

味で描かれた地図

鳥眼で描かれた地図

猫眼で描かれた地図 (100m圏内)
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by AMNESIac7 | 2009-10-20 19:10 | 断片小説

心模様

ほんのわずかな、何かの組み違いで、あれほど浮かれていた毎日が、

一瞬にして、しぼんでいく

たぶん、理由はわかっている 月の満ち欠け、その他もろもろ

人間、理性よりも低い部分、感情は揺れ動く

掛け違えたまま、時間が流れる

ほんのわずかな、些細なズレが、そのまま亀裂となって

もはや、"割れる"のは前提条件だ

割れた後の処理法を手に入れよう 悲しい話ではあるけど

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ことばは、いきなり疾走を始め、そのまま失踪した
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by AMNESIac7 | 2009-10-20 18:59 | 雑記・雑感