逸脱せよ!


by amnesiac7
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

年をとるにつれ、長くなっていく時間

たのしいこと、あるいは何も考えなくていい単調な繰り返し
これならば、時間はあっというまに過ぎていってくれる

新しいことにチャレンジし、新たな世界を見て刺激を受ける
目まぐるしく変化する周辺環境に、戸惑いながらも集中して立ち向かう
これなら、時間感覚の「伸び(膨張)」も理想的なものとして受け入れられる
だけど、年をとってからでも得られる時間の伸びはこれだけじゃない

焦燥、苦痛、ストレスなどからくる伸び
解決されるメドのない、年々ひどくなっていくことだけが確定的なソレは、
時間的跳躍の大いなる妨げとなり、煮釜の季節を永遠のもののように変える
煮立った脳は、煮崩れをおこし、とんだ暴発の危険性をすら孕む

20代後半あたりから、ボクの時間進捗は牛歩のごとく、まったくの鈍行となっている
最初のころは、人生を悩むのに与えられる時間としては最良のものと受けとっていたが、
いまや脳は完全に煮立ち、その思考からは論理性が奪われ、感情むき出しの支離滅裂、
すぐに煮こぼしを起こしてしまいそうな、不安定な人間に変わりつつあるように思える

生き物は、さまざまな負荷を加えることによって、自由に変質させることができる
人間だってまったくの同じで、素晴らしく鋭敏なもの、受け皿の大きなものにすることもできれば、
グチャグチャの残骸にすることだって、とても容易なことである(本来なら)

だが、負荷は自分の意思だけでコントロールされたものだけではなく、外部からによるもの
「他者」からによるものも多分に含まれるから問題が起こる
調節できる範囲の負荷、人間関係ならまったく問題はないが、近しい他者からによる避けがたい
負荷、これがやっかいだ
彼らがこちらにかけてくる負荷が避けがたいのは、すでに彼らの脳が煮立っていることを
しっかりと見せつけてからの負荷(攻撃)であり、かわすに忍びないことが多いからだ
だからといって、ただまともにそれを受け続ければ、今度は自分が変形、煮立ってしまう
一度、相手を冷やす必要があるが、冷やすアテのない熱を抱えた他者が近年、周囲で激増している
気がしてならない
しかも、じっくり時間をかけて煮立った人間には、わずかな冷水ではカンタンに蒸発するだろうし、
(かたいものなら)ヘタをすれば取り返しのつかない亀裂をその身に刻む可能性もある
だからこそ、人情としてかわせない かわせないから、こちらの熱も上がり続けるという悪循環に陥る

----------------------------------------------------------------------
なんでもかんでも、ぶち壊したくなるような衝動
くすぶり続けながらもガマンできるのは、そういったものが現代病、みんなも抱えているものである
と認識できているからだ
自分だけなら耐え難いものがあるだろうが、周囲を見渡しても、みんな薄氷のうえの日常
その危機感から、ある者は過剰な防衛意識=攻撃性を持ったり、ある者は引きこもったりする
問題の(存在しない、あるいは漠然として見えてこない)責任をなすりつける対象を外部に、
もしくは内部に見出すか、だけの違い
だからスイッチは振り子のごとく、右に左にさかんに切り替わる
(さかんならまだ大きな事故は起こらないかもしれないが、長い時間・負荷をかけて、ある日突然切り替わったスイッチは、とりかえしのつかない事件へと発展することが多いので注意)

この国における人間なら、ほとんが本来、飛ぶことができる可能性を有するはずだが、
飛び方の遺伝子は年々、壊され、溶けかかってきている
飛ぶということの想像の喪失が、社会的現象にまでなってしまった現代

-----------------------------------------------------------------
強いストレスを抱える人間って、本来、やさしいひとが多いんだろうな
好き勝手に、他人を見ずに生きていける人間は、それほどストレスを溜めることもないはずだから
ボクが人間そのものから興味を失ってきているのも、自己防衛本能からくる、精神の変質が起こって
きているからかもしれないと、これを書きながら、ふと思った
[PR]
by AMNESIac7 | 2008-07-18 21:06 | 雑記・雑感