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逸脱せよ!


by amnesiac7
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水、結晶、ニセ科学、そして否定

「水はなんにも知らないよ」

水に愛のある言葉を込め、一気に凍らせる
水に血が濁るような言葉を浴びせかけて、一気に凍らせる
すると、そのあとに出来る水の結晶は、言葉と同じく、美しかったり、歪だったり、みたいな

何年か前、窪塚洋介がフジTV系列でやったドキュメンタリー番組『地球維新』でも取り上げられたこの説が、今頃になって「ニセ科学」と問題視(バカに)されているんだとか
あの番組では、窪塚が念を込めて、ラボで即時に凍らせ、ゆっくり解凍して顕微鏡で見る
すると先述のような結果となり、窪塚が驚いて、感激する、という行(くだり)を放送
たぶん、これが「水と言霊」説のウワサ発生の大きな契機になったんだろうな

あの番組では、結晶が出来ていく様の部分は撮られていなかったので、いくらでも捏造・演出できる余地はあったが、ボクとしては「そういう考え方もありだな」とも思った
汚い言葉ばかりを使うのは、精神衛生上、あまりカラダ良いとは思えないし、普段、美しい(感謝の)言葉などを吐くのに抵抗がある人間には、ちょっとしたおまじないの効果があると考えたからだ
なんでもメリハリだが、言葉が荒廃しつつある日本の現状を鑑みると、ウソでも信じたい(ボクは本来、「信じる」という言葉が大キライなので、一般に「信じさせたい」が本音か)とも思った

何でもかんでも否定したがる人間というのは、どこにでもいる
しかし、否定の先にはいったいどんな光り輝く未来があるというのだろうか?
別にこの(たとえ空想・捏造にしても)説は、宗教的ではあるが、宗教そのものではない
そして、悪い考え方でもない、とボクは思っている
教義、教祖が絶対だから、みんなで目をつぶって無茶苦茶なことばっかりやっているような宗教よりかは、こっちの方が、よっぽど気が利いているとさえ思うわけで
(まぁ、この学(?)説を唱えている人間が、ここから宗教に持っていこうというのなら、話は別だが)
専門職(科学者など)が否定するのは別に構わないけど、これをなんの知識もないのに、ただバカにする人間の精神もどうしたものか、と
「理想と現実」 _ボクだって充分、現実主義者のつもりだが、夢の部分はムリからの肯定はせずとも、否定もしないでいたい それが大人の余裕ってやつだと、ね

余談だけど、ボク自身、この水の説とは直接は繋がらないけど、「言霊」ってやつの実効性には、大きく注目している人間だったりする
言葉によって人間の社会は大きく動かされる それには「声」そのものの力も大きく関与する
「声」には「振動」があり、これによる快不快は印象にも大きく作用する
「振動」の観点からなら、ひょっとしたら「水」にもある種の作用を及ぼすかもしれない
で、美しいことば、汚いことば、というのも存外、「響き」による差異があり・・・なんて夢想をしたり
ただ、美しい発声で醜悪な言葉を吐く人間が生み出す結晶は・・・?w

なんれにせよ、日本語にはたしかに「美しい」というか、良い語感の言葉が多く存在する
そういうのを、まじないでも何でもいいから、できるだけみんなが使っていければ、まったく美しくない人間が標榜する「美しい国」にも、すこしは近づけるのではないのかな、とも
美しく振舞えなければならないのは、「体制」なんかじゃなくて「精神」のはずだからね
(「自己の欲を抑制する」という意味では、どちらも似ているようだけど、その恩恵を受ける相手には大きな相違があるし、受けた相手のそのあとの態度なんかには、それこそ天と地の差があったり、な)
by AMNESIac7 | 2007-06-19 22:50 | ゴシップ・世俗系