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逸脱せよ!


by amnesiac7
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おもひでぽろぽろ

『まれに映画なぞ』にカテゴリしておきながら、実際は「フィルム・コミック」を見ての感想w

柳葉敏郎がきらい、おそすぎる展開、今井美樹もなんか好きじゃない
ということで、テレビで放映されていても、ちゃんと最後まで見たことのなかったスタジオ・ジブリのアニメ映画 『おもひでぽろぽろ』 今回はじめて「無声」にて鑑賞

ノスタルジアを喚起する絵、そしてストーリー
「お、これはなかなかの良作では?」と思って迎えたラストでこけた
ジブリお得意の帳尻合わせ的「大団円」である
もっと精密に描かれた長いストーリーで迎えるそれならば、大いにけっこうなのだが、
これはあまりにも、あまりにも 
いろんな部分の歯欠けっぷりに好評価を快走していた船は大幅に頓挫した
どんな物語でもそうだが、オチ次第でその評価は大きく変わる
いくら終盤まですばらしくとも、オチがクソならダメ映画だし、逆に中盤ダルい映画でも、オチで興奮させれれば、それはすばらしい映画である で、この映画は、ざんねんながら前者でした もったいない


それにしても、AMNESIac7
いまさら鑑みて、やはりボクはいわゆる「へんこ」らしい
幼年期から、メジャーどころの作品というものは、どうやらとことん避けてきてしまったらしく、
主要ハリウッド映画(スター・ウォーズ、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ランボー、ターミネイター、ほか多数)や、主要マンガ(キン肉マン、北斗の拳など)、主要歌手、ほか多数、すべてちょい噛みしかしてこなかった
それこそ、映画なんかは特にヒドいもので、何度TVで放送されようとも、CMが入ればそれで終わり、というケースが非常に多く、その手の話題では同世代とほとんどかみ合った例がない
しかし、この傾向は、あくまでも「メジャーなもの」に限られており、ふつうくらいの評価のものだとけっこう最後までちゃんと見ていた気もする
要するに「みんながみんな良いというもの」に、どうやらアレルギーがあったのかもしれない
大多数の感受性に訴えかけるものってのは、けっきょくは深くは突き刺さってこず、なにかボンヤリと薄められた味噌汁みたいなものに感じてしまっていたのだろう
もちろん「マニア」と呼ばれるひとたちのなかには、そういった作品からも深い部分を見つけ出すことに成功しているひとが多いことだろうけど、「何度も見る」「何度か見ないとわからない」という作品は基本的にパスなのだ たぶんボクが探さなくても、そういったひとたちが見つけてくれるのだろうから、ボクはまた別の陽の当たらないだろうものに目を向けてしまうのだろう
正直に告白すれば、あの『AKIRA』でさえ、つい2・3年前であり、『ナウシカ』にいたっては、つい先月くらいだったと思うw そういう男だから、また今回も『おもひでぽろぽろ』などをいまさらに、である
by AMNESIac7 | 2006-10-09 21:16 | まれに映画なぞ