逸脱せよ!


by amnesiac7
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80年代

気づくと、最近なぜか「80年代」製のものを無性に探している自分がいる
小説、コミック、音楽・・・スマッシュ・ヒットしたようなモノは除くものの、
川のせせらぎのように確実にあの時代に流れていたもの
あの時代のいったいなにが、いまのボクにこれほどまで干渉してくるのだろうか?

80年代といえば、物心のついたボクが初めて過ごしきった10年セットである
見るものすべてが、ひとつの秩序であったし、それを疑うこころも、もちろんまだ持っていなかった
あの時代、ボクは眼を通して知覚していたもの、すべてを信じていたし、あの時代の「おとな」こそが、
ボクにとっての「おとな」の確実な像だった

時代からいっても、あの時期は日本が最も経済的にも安定しており、あくまでも比較的に
となるのだろうが、社会もいろんな面で寛容だったように思われる
秩序、秩序に対する抵抗、すべては強硬・過激とまでは至らず、もし争いが起こっても、
それらには予定調和的な決着が、ほぼ常に待っているかのようにも思っていた
ボク自身においても、葛藤やディレンマの内容はやはりたかが知れたものだったし、すべては
「解決」の待ち構えているハードルでしかなかったのではないだろうか

時代そのものを切り取ったものでなくても、80年代の「時代的感性」を内包している作品
これはいまのボクにとって、一種のトランキライザー的役割を果たし始めているようだ
たとえそこに「緊張」が存在するようなものであっても、けっして「過緊張」にまでは至らない
ゆるやかな空気に浸かる 休日の朝や睡眠前のひとときにほどよい安定をもたらしてくれる「80年代」
いまでは街を歩いていても、見えている風景の80年代の姿を想像する
すると自然、緊張がほどけて、ほほがゆるんでくるのだが、またふと我に返り、周囲の視線に緊張する
もちろんダレかから見咎められたわけでもないのだが、どうにも気の抜けないのが現在である00年代である
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by AMNESIac7 | 2006-04-26 21:38 | 雑記・雑感