逸脱せよ!


by amnesiac7
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追想錯誤障害

人間は、記憶を引き出しから出し、何度も味わっていくうちに、記憶そのものにどんどん過去にはありもしなかった新しい味を足していく性癖を持つ
それが最初に味わった味なのか、途中で加えられた調味料によって変化した味なのか、
いつのまに区別できなくなり、これが「ほんとうの」味である、などと言い出すようになる
それは人間の脳が、デジタルな処理ではなく、常に編集にさらされている、可変的なものであることに由来するのだが、それにしてもご都合主義な味オンチのなんと多いことか(もちろんボクも含む)
もし人間の記憶装置がデジタルなものと交換することが可能になれば、ひとは自らが持つ恥ずべき過去によって、明日に向かって生きていけなくなるかもしれないが、恥知らずとどっちがマシと感じるかは、そのひとの人間性にもよるだろう

生きやすい世の中とは、ひとによってちがうものだが、公正といえる世の中が生き難いと感じるような人間にだけはなるまいと、常に自戒していきたいものである
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by AMNESIac7 | 2005-09-03 21:25 | 雑記・雑感