逸脱せよ!


by amnesiac7
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過激派の線引き

いったい、どのくらいの人物像を持てば「過激派」と認定されるのだろうか?

ロンドンでの連続爆破事件の影響を受け、またもや世界は疑心暗鬼の闇に包まれる
容疑者とされるパキスタン系英国人4人のうち、3人がリーズ在住者であったために、
それまで英国内でも「最も安定した関係」にあったといわれていたリーズが揺れている
イスラム教徒住民からすれば、今回事件に関わったとされる容疑者たち(まだあくまでも「容疑者」のはずなのだが、すでに実行犯と断定した形で報道・捜査がなされているのも疑問だ)は、いわゆるイスラム教徒内でももちろん「過激派」らしいのだが、これは英国クリスチャンからするとかなり「過激派」のニュアンスにズレが生じる
そう、ざんねんながらイスラム教徒すべてが過激派に映ってしまっているようだ
なぜ、こんな不当な誤解が生じてしまうのだろうか?

イタリアでは、独裁者ベルルスコーニの命を受け、事件後、200ヶ所のイスラム教徒施設(これらはすべて過激派が立ち寄った施設とされている)が一斉に家宅捜査され、174人ものひとびとが拘束されてしまったという
このイタリア当局がとった過激な対応は、はたして正当なものだといえるのだろうか?
この捕まえられた174人のなかに、たとえ10人でも過激派と呼ぶに相応しい人間がいるとは到底思えない ボクとしては、こういった不当な扱いの積み重ねこそが過激派ユースを育成しているのでは、と
それにしてもこの174人ものひとびとが拘束された理由、「過激派が立ち寄る場所にいた」から彼らと会話し、なにかを企んでいる可能性がある、という方法論は、これから日本が法制化しようとしている「共謀罪」の悪用法に酷似していて、寒気すら感じるものだった
こんな方法を使って、無辜のひとびとを拘束する
どっちのほうがより過激なことをやっているのか、冷静に鑑みてもらいたいものだ

捜査とは、その目を細かくすればするほど、拘束の対象者は激増していくわけだが、
その捜査の目の基準の設定者は、はたして正常な視点で世界が見えている保証は、
まったくといっていいほどないのではないだろうか?
どの世界でもそうだが、為政者ほど偏った目を持っている者はいないのだから

宗教、愛国心、イデオロギー・・・
これらはひとびとから思考力を奪い、盲目にする
内部の者に対してはすべてを無条件に受け入れ、外部の者に対しては無条件に拒否する
主義っていうのはそういうものだ 
先入観の塊を静脈に注射し、平静を保つ、副作用のほうがキツい安定剤
ひとはあくまでも個人個人で評価するべきであり、先入観という色眼鏡をつけたまま眺めると、
すべての可能性を台無しにしてしまうのではないだろうか
そろそろいいかげん、みんなフィルター外して、生で世界を見つめようぜ
そしたらもっと、わかりやすいくらいにみんなの色が見えてくるだろうかさ


知らないということは自慢にならない
知る機会があって知ろうとしないのは、その人間の罪だ

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by AMNESIac7 | 2005-07-14 19:23 | 雑記・雑感