逸脱せよ!


by amnesiac7
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賞味期限切れ_沢木耕太郎

沢木耕太郎が不愉快だ。
いま五輪期間中、朝日新聞の朝刊に沢木耕太郎による「マルーシ通信」というのが、ちょいちょい掲載されている。
今日で読むのは2回目だったけど、前回の井上康生編に引き続き、今回も陰気な発想に辟易とさせられた。

今回は、マラソンで金メダルを獲得した野口みずきさんについて。
文章の大半を「高橋が出ていれば」の意見との対比に終始していた。
そして、この発想を「日本人の感情」とも勝手に決め付けて、くくってもいた。

野口が勝った瞬間を「見えない敵の高橋尚子にも打ち勝った」と表現し、
勝利者インタヴューが終わったあとも「走っている時、高橋尚子さんのことを思い浮かべる瞬間はありませんでしたか」と。
そして、野口が「それは、ちょっと・・・」というコメントを発したことに対して、
満足気に文章の終わりを自分の洞察の正しさを空想して締めた・・・。

ヽ( ´¬`)ノ・・・こいつ、どうかしてんじゃない?
井上のときも、本人に直接「絶対勝つといってもらえないか」とか、ボケな質問してみたり、マジでおかしい。
古く、感受性の鈍磨した旧世代の発想。
以前から名前だけは聞いていた男だけど、「少しはやるのかな?」と薄い期待もあっただけに、この連載によるぐったり感はひとしおである・・・。

井上が受けた重度のプレッシャーも、「高橋、高橋」というバカな外野も、この男そのものじゃないか。
沢木耕太郎って、そういう「外野」のオピニオン・リーダーだったのか。
スポーツとは別次元にいる、「ニッポン!ニッポン!」「古き良き時代」という実を持たない輪郭好きの。

活きる(若さ)ということは、古くなったものを必死に振り切って、前に向ってガムシャラに走っていくことをいう以上、この男には、すでに肉体的だけでなく、精神的にも若さが損なわれているといえるだろう。
老兵は去りいくのみ。
スポーツという若さを体現する行為においては、老兵は意見の中心に居座り続けるべきではない。
ネガティヴすぎるよ、このひと。アンタの記事読むのが、みんなアンタと同じ団塊ビートニクばっかだと思わないでほしいものだ。
活き悪すぎ・・・。

「見えない敵」高橋の影に3人は打ち勝った_て「見えない高橋」を見ていたのは、他でもないオマエだろうがっ! しかも「打ち克った」だろ、ふつうw

野口みずきは、「われわれバカな外野」に打ち勝った_これが正解。

※オレ、このひとの他の著作はまだ読んでいません。だから、ひょっとするとこの老兵にも、輝いていた時期があったのかもしれません。しかし、そのときの残像だけで、いま書いてる駄文を肯定するには、すこし足りなすぎると思う。
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by amnesiac7 | 2004-08-24 12:06 | 雑記・雑感