逸脱せよ!


by amnesiac7
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合間の過ごし方

昨日、(個人的には)おそろしい光景を奈良から帰る電車の車中で見かけた
おそらく学校帰りの5人組 年齢でいえば、高校1・2年生といったところ
5人中ふたりがポータブルゲーム機を、ふたりがiPodを、そして最後のひとりがコミックを手にし、
車両の一角に固まっていた
空席が出だすと、われ先にとイスを奪い合うが、漫画を持った少年だけは、その争いにも参加せず、
ドアにもたれ、淋しげに黙々と
いつのまにか、漫画少年以外の全員が席につき、バラバラに自分の世界に入っていった
時折、ゲームの画面を席につく他の3人に見せ、それに生返事する仲間たち
で、iPodをカバンにしまい、自分のゲーム機を手にする少年も
いったい何なんだ、この少年たちは?

人間どうしても、自分と比較してしまうもので、しかも自分こそを基準にし、とかく公平さを欠きがちだが、これはやはり、ボクにはどうしても異常な姿に映った
この5人でいっしょに帰るということの意味はいったい何なのか?
友人同士でベチャクチャとしゃべる ムダなことのようにも思えることだが、それこそがコミュニケーションの日々の、たのしい、トレーニングではないのか?
それを反射の繰り返しでしかないようなゲームを手にし、壁を作り、自分の世界に入る
これが、わずかでも人生の何かの足しになるような作業だとは、ボクにはこれぽっちも思えない
読書や音楽を聴くという作業には、それなりの効用を認めるが、それでも仲間といっしょに帰りながら、とるべき選択だとは考えがたい
そもそも、iPodとゲーム機の両方を持つのなら、どちらかを立っている友人にすすめるくらいのことは、ウソでもするべきである
(ボクがあのグループの人間なら、立っているヤツに気をつかって仕方がない状態になるよ)
コミュニケートが下手なんてレベルじゃなく、なんかいろんなものが寸断したままで、ただなんとなく集まっているだけという状態 これにひとりとして、何かを及ぼそうとする姿勢も皆無
いったい何がどうなっているんだ?

ほんの数年前までは、移動などの合間の時間は、けっこう自由に過ごせたものだった
それが、携帯電話を手にする者は、過剰なコミュニケーション要求(&欲求)に頭を痛め、
携帯ゲーム機を持つ者は、脊髄反射的コマンド入力の繰り返しで、身体の内の、あるリズムを一定に
リセットするという作業を人前で平気に行う
最早、車内は創造性からは程遠い、リハビリセンターの様相を呈している
本来、"便利"とされているアイテムが、ひとびとをむやみに駆り立て、隙間を無くす
"ままならない時"を"ままならないなりに楽しむ"という風にはできず、脅迫的自由を選択する
なんだか、どんどんと脳が壊れていく音がする
歯を食いしばりながら、悲鳴をあげながら、"自由なフリ"をして、どんどん背中から溶けていってますよ、おまいたち
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by AMNESIac7 | 2009-04-09 22:20 | 雑記・雑感