逸脱せよ!


by amnesiac7
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

コミュニケーション能力考

近頃、社会的テーマがより重たい方向へと移行したおかげで、あまり語られなくなった
"若者のコミュニケーション能力の低下"について
語られなくなった理由は、はたしてほんとうに不況・雇用問題などの方に話題が流れた
ためだけだろうか?

「今の若者は、自分から積極的にわれわれの方に飛び込んでこない」
「アイツらは、自分たちの殻に閉じこもって、こちらと話を合わすつもりがないのか」
「われわれの時代なら-----」
まるで台本でもあるかのように(ありますとも)、そこかしこで耳にするセリフ
なるほど、彼らの主張もごもっともだ
現象としては、それほど誤った意見でもない
だが問題は、はたしてそこで立ち止まっていて良いものか、ということ

コミュニケートするとは、相手と自分との間に回線をひらくことである
規格の違う二者間の回路をつなぐのだから、互換させるためには双方の歩み寄りが不可欠である
問題はおそらく(当たり前だが)この点で発生しているではないか、とボクは考える

彼らがこちらに飛び込んでこない、殻に閉じこもっている、というのは、言うならば"土俵"の問題である
そして、言葉からも分かるように、このセリフの発信者は、何ら疑うところなく、自分たちの土俵で
それらが行なわれるのが当たり前だ、と信じてやまない者たちである
飛び込んでこない理由、自陣から出てこない理由を完璧なまでに無視して、だ

飛び込んでこない理由は明白だ
そこに価値を見出せないからに過ぎない
「自分たちはそうしてきた」という主張も、自分たちはそこに何らかの価値を見出せたからに他ならない
だから、じっくりと黙って観察すれば、若者の方から積極的に関わってくるような同世代の人間も
少なくない数見つけることができるはずなのだが、それをすると"現在までの自分"を否定するような気がして、そこには目をつぶってしまう
殻の問題に関しては、こちらの土俵では交わりたくないし、中立地帯への地図も提示されていないので結果として出て来れないだけの話である(地図の提示は年長者の義務であるのにね)

結論を言うと、若者のコミュニケーション能力が本当に低下しているとは、ボクは考えない
問題は場所と回路であり、世代間の能力差とは全く関連性のない話だ
そのことに頭が回らないのは、われわれ大人自身の問題なのである
それでも、どうしても、自分たちの土俵でのそれを求めるというのなら、"価値を示せ、テメエ!"と
ボクは言いたい

----------------------------------------------

実際のところ、言いたいことはここでは止まらない
ここからが本当の主張、と行きたいところなのだが、それをやってしまうと、あまりにも残酷な気が
するので、今回はここらでガマンしておきます
片方からの、力のある方からのアングルだけで、物事を語るのはアンフェアとしか言いようがないし、
それが卑劣な行為であることにすら考えが至らない恥知らずが、世の中には多すぎる
ボクは、恥知らずになりたくはないという一心だけで、多数派側に常に爪を研いでいるのかも
しれないが、現在は総少数派時代に突入しつつある気がするので、これからはどうしたものかな
[PR]
by AMNESIac7 | 2009-03-21 21:12 | 雑記・雑感