逸脱せよ!


by amnesiac7
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やめよう、裁判員制度!

もうすぐ裁判員制度が施行されますが、みなさんどうお考えですか?

裁判員制度の導入により、最も大きな効果が期待されているのが、裁判の迅速化である。
なぜ、素人である一般人を法廷に引きずり込むことが、"迅速化"につながるのか?
答えは簡単だ。一般人がひとを裁くということをちゃんと理解していないからである。

さまざまな角度から物事を知る人間の判断は、極めて慎重なものになるのが必然(あらゆる可能性を考える必要があるから)で、それは膨大な時間を要する作業(=プロの仕事)となる。
対し、ポイントを知らない門外漢たちは、自分の内にある乏しい材料(見識)を元に、とりあえずのやっつけ判断を下す。極小の選択肢からの答えだから、判断に要する時間は極めて少なく済む。
「バカは気分だけで物事を見る」という箴言も、こういったところに由来する。

裁判員制度が導入され、結審までの速度に顕著な短縮が見られるようになったら要注意だ。
みんなが乏しい材料から、勘と気分だけで判断(もどき)をやらかしている可能性が大だからだ。
導入されて、さらに裁判が遅々として進まなくなる(自分たちが"無知"であることをちゃんと理解していれば、本当はこうなって当たり前なのだが)なんて可能性は、おそらくごくわずかだろう。
なので先読みして、裁判員制度、もうやめようぜ、と始まる前から言ってみる。

追記
人間は流されやすい生き物です。
自分の不明を知る人間のひとつ態度として、「他人に責任をなすりつける」という思考があります。
その場における支配的立場にいる人間に判断を委ねる、というものです。
しかも、支配的立場にいる人間という識別も、実際にいちばん優れているであろう人間にではなく、いちばん大きな声で喚き、「オレ様がいちばんである」とアピールしている人間に傾く場合が多い。
大きな声とは、根拠の薄弱さの一種の証明であるにもかかわらず、「アイツが自分から買って出たんだから」と、無責任かつ無思慮に他人に責任転嫁する。
こんな場面、ふつうに生きてきても腐るほど、みなさんも見てきたはずです。
審議は、閉鎖された密室で執り行われます。空気なんて、大声だけでカンタンに支配可能です。
ご用心。ご用心。

心理学の素養がわずかにでもあれば、一般人にとって過重ストレス空間でしかない裁判員結審なんて、カンタンに操作できるんじゃないですかね。

追記2
裁判員制度の隠れた、より深刻な"利点"に、責任の所在の拡散、隠滅がある。
明白な誤りが判明した場合でも、責任を問われるのは匿名の裁判員であり、実質、ダレも責任をとらずにいれるというのが、より大きな導入の意義だろう(多少の誤りなら黙殺になるだろうしね)。
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by AMNESIac7 | 2009-01-09 19:05 | ニュース